中小企業経営では、社長をはじめ幹部が自ら販売、生産、開発などの企画・実行計画を明文化し、
P(計画)-D(実施)-C(点検・評価)-A(処置・改善)
のマネジメントサイクルを的確に回して実現を図らなければなりません。
企画を立てる定石
そこで、事業の成果に結び付く、実際に役立つ企画を立てることが重要な課題になります。
社長や企画担当責任者にとって「定石」と言える企画の要素と思考順序は次の7点です。
①「何について企画するのか」、テーマを明確にする。(商品改良・売り方改善等)
②このテーマの背景・ニーズから「企画の具体的切り口・目的」を明確にする。
③テーマに関する現状(社内状況・外部の変化など)を的確に状況判断する。
④「SWOT分析」等により重要課題を発見し、企画の方向性を決める。
⑤コンセプトと数値目標を設定する。
⑥目標達成の成功要因・障害要因を見つけ、解決具体策・処置を検討する。
⑦目標達成までのスケジュールを立てる。
実現力を持つ、役に立つ企画を
実行に移された企画が営業・販売・生産などの現場で実効を上げなければ、価値がありません。
的確に現場に理解され、事業の成果に現れる実現力を持つ企画とするために最も大切なことは
企画担当者と実施担当者が、
企画が実行に移される現地で現物を見て、
現実に即して、
話し合い、
状況判断を一致させること
すなわち“解は現場にあり”です。
このようにすると「机の上で、単なる先入感や希望的観測による判断をしてしまう重大な誤り」が回避できます。
また、実施担当者が企画に参加するため、実行しやすい企画になり、やる気も引き出せ、役割意識、責任意識を持って実行に移してくれますから、成果が生まれ易くなります。
P-D-C-Aのサイクルを確実に
企画の実行段階では、企画段階で想定外の様ざまな障害や変化が起こりますから、実行の経過を見守り、C-AをかけてP-Dにはねかえす軌道修正が欠かせません。

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