貸借対照表は財産の管理表
貸借対照表とは、実際に存在する財産を集計した表です。
当然負の財産である借金なども表示しております。
現金・預金などのいわゆる実在する財産を資産といい左側へ表示します。
借金等の負の財産を負債と言い右側へ表示します。 
資産から負債を引いた残りが正味財産でこれを資本といいます。
損益計算書は財産の増減表
損益計算書は、一定期間(これを会計期間といいます。)の、収益勘定と費用勘定を集計したものです。
収益勘定とは、売上や受取利息等財産が増加したことを表示する勘定です。
費用勘定とは、交際費や支払利息等財産が減少したことを表示する勘定です。
利益と損失
収益勘定から費用勘定を引いてプラスであれば利益ということになり、マイナスであれば損失ということになります。
ですから利益があるということは、一定期間に正味財産=資本が増えたということであり、損失があるということは、一定期間に正味財産=資本が減ったということです。
利益と節税
利益が出ると当然利益に税金がかかってきます。
そして、その税金分だけ財産が減ることとなります。
節税対策とは税金によって財産が減ることを防ぐ対策です。
しかし税金を減らすには、利益を減らす=財産を減らさなければなりません。
ですから過度の節税に走ると、税金を払う代わりに、税金以外のことで財産を減らしていることもあります。
ではどうするか?
「利益があるということは、一定期間に正味財産=資本が増えたと言うことであり」といいましたが、増えた財産が現金であるとは限りません。
しかし税金は現金と言う財産が確実に減ることを意味します。 
ですから節税対策の基本は、不良な財産を減らして現金という財産を減らさないようにする対策と考えるとよいかもしれません。

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