確定拠出年金には、「個人型」確定拠出年金と、「企業型」確定拠出年金の二種類があります。
両者の基本的な違いは、次のようになります。
① 個人型確定拠出年金
個人で掛金の金額を決め、個人でお金を拠出する。
掛金が全額所得控除の対象となるので、確定申告・年末調整により税金の還付が受けられる。
② 企業型確定拠出年金
企業が決まったルールに基づき、お金を拠出する。
企業が掛金を負担するので、企業側が会社の損金として処理する。
一方で、拠出した掛金の運用は、どちらの場合でも個人が行うという共通点があります。
企業型確定拠出年金は、会社に勤務している人が対象の制度で、会社の退職金制度の枠内にあるという大きな特徴があります。
① 対象者
・60歳未満の従業員(規約により65歳まで加入できる)
・原則、従業員全員加入
② 掛金の拠出者・納付
・企業、事業主
・規約に定めれば、個人からの拠出も可能(マッチング拠出)
③ 拠出限度額
・企業年金制度あり 月額27,500円
・企業年金制度なし 月額55,000円
2017年1月からは企業型と個人型の確定拠出年金の併用も認められるようになりました。
規約でマッチング拠出について定めていないこと、個人型確定拠出年金にも加入できることを定めていることが条件です。
ただし、同時に加入して併用しても、合計の拠出限度額は増えません。
企業型確定拠出年金で、企業が掛金を拠出限度額まで拠出してくれている場合は、マッチング拠出も企業型と個人型の併用も必要ないということになります。
従来の確定給付年金のように、もらえる金額が加入期間などによって決まっているわけではないので、確かな知識を持って、着実に運用することがポイントとなってきます。
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