年金記録問題と「とくべつ便」
年金は平成9年1月に基礎年金番号制度が導入され、以降は一人一番号で年金記録が管理されています。それ以前は就職や転職、結婚等で複数の年金番号を持っている方がいました。これらの時の番号が基礎年金番号に全部統合しきれず「宙に浮いた年金記録」となっているのです。「ねんきん特別便」は、すべての記録を照合し、整理・統合するために行われています。
年金記録が間違われやすい例
●生年月日を偽って入社して会社でそのまま手続きしたケースや、氏名の振り仮名を間違えて届出してしまったケース
●旧姓で厚生年金に加入していて、結婚退職した主婦が国民年金に変わったケース
●結婚や離婚などで氏名が変わったケース
●転職時に前の年金手帳を提出せず、新しい番号を取得したケース
●転職、脱サラ等で厚生年金、共済組合、国民年金等加入する制度が変わったケース
●学生が強制加入となった平成3年以降に学生であり、20歳を迎えた人が(当時学生納付特例制度がない時代)未納になっていたり、知らぬ間に親が保険料を納めていてくれたりと本人が覚えていないケース
あなたの加入記録、ここをチェック
●資格を取得した年月日 20歳から強制加入となった人は20歳の誕生日の前日、就職では入社日。加入制度は一般的に学生ならば国民年金、勤めていれば厚生年金や共済年金になります。
●資格を喪失した年月日 退職した日の翌日が資格喪失日となり、その日に転職していれば、転職先の資格取得日と同じ月日となります。加入月数、納付月数が合っているかをみます。
●加入記録に空白期間がある時はその間国民年金に加入していたのか、他に勤めていなかったかを思い出して見ましょう。
誤りがあった場合は「訂正がある」に○を付け正しい記録を記入し、訂正がない場合は「訂正がない」に○を付け返送しましょう。
今回の特別便では、標準報酬(給料を等級であらわしたもの)の記載はないので、疑問を感じた場合には確認してみましょう。
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