平成30年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の2次公募については、令和元年8月19日から9月20日までの期間において5,876件の公募があり、2,063件が採択されました。
事業計画名の主だったキーワード
現代ビジネスを代表するキーワードで事業計画名を検索したところ、予想通りと意外な結果がありました。
生産性:455 短縮・短納期:141 改善:116 付加価値:77 市場:60 3D:58 ロボット:49 内製化:48 コスト:35 ドローン:33 IOT:22 AI:19 働き方:9(単位:件数)
生産性向上と銘打っているので、「生産性」といったキーワードが圧倒的に多数でした。
また、短縮・短納期や改善も多く、この辺は審査員の好みにも依存するのでしょうか。
意外だったのは働き方改革が9件しかありませんでした。
これによる革新性を研究するのは難しいのかもしれません。
都道府県別採択数
一位から順番に大阪府198件、東京都183件、愛知県120件でこの3都府県だけで全体の25%を占めます。
理由としてはいずれの都府県も中小製造業が多く、土地柄リアルな情報が手に入りやすいことが考えられます。
認定支援機関別採択数
銀行や商工中金、信金信組だけで1,086件と52.6%が金融機関で占められています。
ものづくり補助金は先に機械等の購入代金を支払い、その後に補助金の入金の流れです。
認定支援機関に金融機関が多いのはその資金の裏付けがあるという意味においても審査員に対してはアピールになります。
それ以外ですと、全国の商工会議所や連合会による支援が多い傾向です。
2次公募採択率は35.1%と1次公募より14.9ポイントも減少しています。
来年度以降も続くことが予想されるので、検討するならば1次公募をお勧めします。
記事を読まれた方又は第三者が当該業務日誌に記載されている情報などに基づいて被ったとされるいかなる損害についても、当法人およびその情報提供者は損害賠償その他一切の責任を負担致しません。
記事の内容についてのご質問はお問い合わせのページよりお願いいたします。
ご質問の内容によっては有料でのご対応、もしくはご返答いたしかねる場合がございますので、あらかじめご了承ください。