最低賃金引き上げ額平均25円で過去最大

平成29年地域別最低賃金改定額は、中央最低賃金審議会で賃上げ額の目安が公表され、各都道府県労働局長の決定により順次発令されました。

改定額を見ていくとAランクの6都道府県は目安通り26円引き上げられ、東京、神奈川に続き大阪も900円を超えました。

Bランクの11府県も目安通り25円引き上げられ、三重、広島、滋賀、栃木の4県が新たに800円以上。一方Cランクは新潟が目安より1円高い25円の引き上げ。他の13道県は目安通り24円の引き上げで、北海道と岐阜が新たに800円台に乗せました。

Dランクでは鳥取、宮崎、沖縄が目安より1円高い23円の引き上げで、高知、沖縄と福岡を除く九州6県が737円で並びました。

平成35年度には1000円まで引き上げ?

最低賃金は近年引き上げの流れが続いていて、時給額のみで表示されるようになった平成14年度には全国加重平均額は663円でしたが、昨年度に初めて800円を超えました。

政府は全国加重平均で最低賃金3%程度引き上げ1000円を目指しており、このままですと平成35年度には1000円に達することになり、中小企業には重い負担となってきます。

平成29年の改定額は以下の通りです。

A.26円改定

東京 958円 大阪 909円 愛知 871円 千葉 868円 神奈川 956円 埼玉 871円

B.25円改定

茨城 796円 京都 856円 静岡 832円 三重 820円 滋賀 813円 栃木 800円 

長野 795円 富山 795円 広島 818円

兵庫 844円 山梨 784円

C.24円改定

北海道 810円 宮城 772円 群馬 783円

新潟 778円 石川 781円 福井 778円 岐阜 800円 奈良 786円 和歌山 777円 岡山 781円 山口 777円 徳島 740円

香川 766円 福岡 789円

D.22円、23円改定

青森 738円 秋田 738円 岩手 738円

山形 739円 福島748円 愛媛 739円 高知 737円 島根 740円 鳥取 738円 長崎 737円 佐賀 737円 熊本 737円 大分 737円 宮崎 737円 鹿児島 737円 沖縄 737円

当法人は当業務日誌で発信した情報について正確な情報をお伝えするように努力をしますが、誤り・正確さ・取引の正当性などについては、当法人およびその情報提供者は一切の責任を負いません。

記事を読まれた方又は第三者が当該業務日誌に記載されている情報などに基づいて被ったとされるいかなる損害についても、当法人およびその情報提供者は損害賠償その他一切の責任を負担致しません。

記事の内容についてのご質問はお問い合わせのページよりお願いいたします。

ご質問の内容によっては有料でのご対応、もしくはご返答いたしかねる場合がございますので、あらかじめご了承ください。