領収証って何だろう?
領収証と言うと、すぐに思いつくのが税務調査などで支払を証明するための資料、サラリーマンであれば、会社に経費を請求するため、支払を証明する資料ということになると思います。
いずれにせよ、支払の事実を証明し経費に落としたりお金をもらったりするための証拠書類という認識が一般的だと思います。
ですから、なんでもかんでも領収証を貰うことが、ミミッチイと思われるのではないかと感じることや、「領収証はいらないよ」と言うと、なにかお金持ちになったような気分になるのではないでしょうか?
領収証の本来の意味は違います。
しかし、領収証の本来の意味は、金銭等のお金をもらったことを証明するための資料です。
例えばAさんが、いつも会社に請求書を送ってもらっているような(付けが利く)飲食店で、個人的に飲食をしたとします。
会社の仕事ではないので、もちろん付けにせずにその場で現金支払をしました。
もちろん、経費に落とすつもりもないし、特に領収証を必要としないと思い、Aさんは領収証を貰いませんでした。
後日会社の経理から、「会社の業務と関係無い請求が飲食店からきているがその分はご自分でお支払頂きたい」という旨の連絡がありました。
Aさんは憤慨してお店に駆け込み、事情を説明しましたが、店側からお金を受取ったという証拠の領収証を貰っていなかったことに気付き、泣く泣くもう一度料金を支払いました。
お金を払ったら領収証を貰いましょう。
領収証とは、店側が確かにお金を貰ったという資料です。
経費に落とすためとか、会社に請求する必要があるなしに関係なく、金銭等を支払った場合は必ず貰うべきものなのです。
金銭等を支払った側は、受取った側に領収証の作成を必ず要求できますし、要求されたら受取った側は必ず作成しなければなりません。

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