第3次産業の職場の労災防止対策
労働災害のうち、4日以上仕事を休まなければならない労働災害は年間12万件近くもあり、このうち4割以上の災害は、小売業、社会福祉施設、飲食店等の「第3次産業」で発生しています。
職場で次のようなことはないでしょうか。原因を見てみます。
転倒・・急いでいる時等に放置された荷物や台車につまずく、濡れた床で滑る等。
急な動き・・重い物を無理な姿勢で持ち上げたり、移動させたりするときにぎっくり腰になったり筋を痛める。
墜落・転落・・脚立やはしごなどの上でバランスを崩して落ちる。階段で足を滑らす。
その他・・交通事故、通路でぶつかる、ドアに手を挟まれる、刃物で手を切る、やけど等。
労働災害の発生と原因
第3次産業では年間約5万人以上の人が労働災害で4日以上仕事を休んでいます。
また、転倒、急な動き、無理な動き、墜落、転落、交通事故(道路)が事故としては多く、これらの原因で7割を占めています。
労働災害の原因を放置したままでは安全・安心に作業ができず、作業効率も下がります。
さらにケガで休業すると他の人への負担もかかります。
災害を防ぐには職場の危険な個所や動作を察知して知らせ、脚立、台車などの正しい使い方を学び全員が安全行動を身に付けることが大事です。
労働災害を防ぐには
4S活動・・4Sは整理、整頓、清掃、清潔のことで、日常的に行うことで災害防止だけでなく、作業のしやすさや効率化も期待できます。
KY活動・・KYとは危険予知のことです。
業務を開始する前に「その作業にはどんな危険ポイントがあるか」を話し合い、危ない箇所の対策を決め、行動確認等を行います。
危険の見える化・・職場の危険を可視化し、従業員全員で共有します。
KY活動で見つけた危険ポイントにステッカー等を貼ります。
安全教育・研修・・器具の正しい操作等の研修、新入社員には入社時に教育します。
安全意識・・安全活動を進めるには、経営者、責任者が朝礼や社内報、社内メール等で全員に啓発することも大事でしょう。

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