生活保護水準との逆転現象解消
中央最低賃金審議会は平成26年度の地域別最低賃金改定の目安を発表しました。
都道府県別の引き上げ額はAランク19円、Bランクが15円、Cランクが14円、Dランクが13円の幅で上がり、全国加重平均は16円と最低賃金を時給額で示すようになった平成14年以降で過去最高です。
生活保護水準が最低賃金を上回る逆転現象は平成20年の最低賃金法改正以降初めて全都道府県で解消されます。
都市部と地方部の格差広がる
各都道府県の地方最低賃金審議会が例年10月~11月上旬までに額を決定します。
今年の改定日は全国で10月中に決まっています。
最も高い東京は888円、最も低い沖縄、宮崎、大分、熊本、長崎、鳥取、高知の7県は677円、全国加重平均は780円になります。
平成25年度において生活保護水準と逆転現象があったのは北海道、広島、宮城、東京、兵庫の5都道府県でしたが、いずれも解消されます。
都市部と地方部の格差が広がっており最低賃金額が低い地域と都市部では200円以上の差が開いています。
平成26年度の改定額は以下の通りです。
Aランク
東京 888円 神奈川867円 大阪838円  
愛知 800円 千葉 798円 
Bランク
埼玉 802円 京都 789円 兵庫776円
静岡 765円 三重 753円 広島750円
滋賀 746円 栃木 733円 茨城729円
長野 728円 富山 728円
Cランク
北海道748円 岐阜 738円 福岡727円
奈良 724円 群馬 721円 山梨 721円
石川 718円 岡山 719円 山口 715円
福井 716円 新潟 715円 和歌山715円
宮城 710円 香川 702円
Dランク
福島 689円 徳島679円 愛媛680円
青森 679円 岩手678円 秋田679円
山形 680円 鳥取677円 鹿児島678円
島根 679円 高知 677円 熊本677円
佐賀 678円 大分 677円 宮崎677円
長崎 677円 沖縄 677円

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