キャッシュフローという言葉を聞いたことはありませんか?
cash(現金)のflow(流れ)という意味で、「資金繰り」や「資金運用」といった方がピンとくるかもしれません。
会社にとって決算書は、その会社の業績を判断する材料の一つです。
しかし、いくら利益が出ていても、手元にキャッシュがなければ、会社は倒産してしまいます。
いわゆる「黒字倒産」とか「勘定合って銭足らず」という状態です。
経営者が売上や利益を追求するためには、その大前提として、自社のキャッシュフローの実態を正確につかんでおく必要があります。
キャッシュが増えることを、キャッシュ・イン・フロー(又はキャッシュ・イン)、
キャッシュが減ることを、キャッシュ・アウト・フロー(又はキャッシュ・アウト)といいます。
キャッシュ・フローを改善する方法は様々ですが、
「キャッシュ・インを早く多く、キャッシュ・アウトを遅く少なく」という一言に集約することができます。
「キャッシュ・インを早く多く」するには、増収増益はもちろんのこと、滞留在庫や遊休資産を処分することや着手金、手付金を求めること等が有効です。
また、請求書を速やかに発行したり、入金の遅い取引先へ督促をする等、日々の業務を効率よく確実に行うことも、キャッシュ・インにつながっていきます。
「キャッシュ・アウトを遅く少なく」するには、経費削減のほか、法人カードを利用する、借入金の返済条件を見直す、節税対策を行う等の対策が挙げられます。

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