「企業は人なり」は、経営者にとって基本的で共通の認識ですが、その戦略や具体策は企業によって多様です。
ここでは、経営の役に立つ人材育成について、実践的な考え方と方法をご紹介しましょう。
 人材育成の“解は現場にあり”
大変重要な視点は、人材育成の“解は現場にあり”です。
仕事の現場、例えば販売店の店頭、営業の接客現場、販売企画の現場・モノづくりの設計現場・製造現場等々で、多くの問題を克服し、工夫・改善の課題解決を図る実体験を通じて育つようにすることが自然であり、最も効果的です。
このようにオン・ザ・ジョブトレーニング(OJT)が大切であることは、良く知られていますが、その効果を高めるための方法・仕組み化に様々な企業の創意・工夫が見られます。
例えば、テレビ番組「カンブリア宮殿」で良く紹介される靴の製造・販売業・ABCマートの人材育成法は、有名な例のひとつで、
・現場の重視
・強力な販売力
・強いリーダーシップとチームワーク
を特長とし、販売の目標達成・課題解決と人材育成が不可分に結びついています。
人材育成戦略のポイント
先進的な人材育成施策を活用している企業に共通しているのは、「企業は人なり」を自社業種・業態・現場に落とし込んで、巧みな仕組みを構築・運用している点にであり、そのポイントは次の通りです。
①本来、人は主体性・挑戦意欲を持っていると信じ、それを引き出そうとする経営者の人間観
②仕事と人材育成を一体化し、現場体験を通じて人を育てる
③リーダーシップとチームワーク(例えば先輩と後輩のペア制など)の重視
④目標設定と業績評価・表彰制度
⑤明るく、賢く(創意工夫し)、真剣に取り組む雰囲気づくり・ITを評価に活用

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