当社にはたくさんのパソコンがありますが、すべてが3年から5年前の機種です。もっとも仕事に使うためのものですので、とくに最新機種を必要とすることも無く、ウィンドウズが動けばいいといった程度で十分使用に耐えられます。
そんな長生きなパソコンでも記憶をつかさどるハードディスクの状態だけは常に気を遣っていなければなりません。もちろん会計データやお客様の情報など重要なファイルについてはデータサーバーを用意して、ひとつのパソコンが急に止まったからと言っても他のパソコンから見えるように工夫をし、万全のバックアップ体制も敷いていますが、各自が使用するパソコンのハードディスクは、いつ壊れてもおかしくない危険性をいつも抱えています。
これはパソコン本体の問題ではなく、ハードディスクの問題です。
一般にハードディスクの寿命は5年くらいと考えられますが、中には、購入して1ヶ月も経たないうちに挙動が不審になるものもあります。いくら最新機種のパソコンを買ってきたところで買ってきた時点から同じリスクを抱えているのです。
当社ではいつハードディスクが壊れてもいいように、自分のハードディスクにはデータを保存せず、すべてデータサーバーに保存しています。こうしておけば万が一、パソコンが壊れた場合にも、単純にハードディスクを新品に入れ替えて、ウィンドウズを再インストールし、業務に必要なソフトを再度インストールするだけで、元の状態に復帰します。
ただし、メールやインターネットのお気に入りなどのデータは各自のハードディスクに保存しているため、こまめにバックアップをとっておかなければなりません。
またあらゆるデータが集約的に保存されるデータサーバーでは、2台1組のハードディスクがまったく同じ動作を行い(ミラーリング)、万が一、データサーバーのハードディスクが壊れたとしても、2つのうち一つは助かっているという状態をいつも維持しています。
ハードディスクがいっぺんに2台とも壊れるという状態の場合にはもうどうしようもありませんが・・・
いつも最悪の場合を想定し、その状況に備えられるようにしておくこともコンピューターを利用している業種の自己防衛だと思っています。
加藤一郎

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